sasami's diary

日々考えついたことや、メモをしたいことを不定期に書きます。

責任、Responsibility

 Responsibitlity、責任と訳すが、西洋と東洋では意味が異なるようである。東洋、日本では「責任を取る」「責任を持ってやる」などと使われるが、言葉を見ると、誰かから何かを任せられてできなければ責められるという意味になる。義務感や達成へのコミットメントの意味合いが強い。辞書を引くと以下のように書いてある。

(1)自分が引き受けて行わなければならない任務。義務。 

(2)自分がかかわった事柄や行為から生じた結果に対して負う義務や償い。

 一方で、Responsibilityは、語源としては、Response + Ability であり、応答する能力=応答責任ということで、能力のあるものは責任を持つという意味になる。日本語の"責任"とは語源的な意味が異なっている。Responsibilityには、社会的な意義として、能力のある人はその能力を社会に対して行使する責任があるという意味も含まれている。

 日本語の 責任 は、他者からの強制であるのに対して、Responsibilityは、自ら社会に果たす責務という意味と捉えられ、どちらかというと自発的な活動であり、同じ義務を意味する言葉でも、日本(東洋)と西洋では考え方が違うと言える。個人が重視される西洋的な発想であると感じたし、今後のグローバル化に伴って、今後日本でも個人の自発的な考えが求められるのではないか、そのような時代になってきたのではないかと感じた。