sasami's diary

日々考えついたことや、メモをしたいことを不定期に書きます。

一票の格差は違憲で選挙無効の判決が出た

3/25は、歴史的な日になるかもしれない。広島高裁で昨年の衆議院選挙での1票の格差が、違憲であり、選挙が無効であるとの判決が出たのだ。今まで違憲判決はたくさん出ており、最高裁判所でも違憲判決は出ていたが、選挙無効の判決は初めて。つまり今日ついに1票の格差が大きいときは選挙のやり直しが必要ですよ。民主主義の原則を守りましょう。ということが明確に示されたことになる。今まで、一票の格差が大きくて、人口が減少している地方の票の方が価値が高かった。それは何を示すかというと、人口が減っているところの意見が、国会、国政で通りやすいということである。一票の価値が低いのは、主に都会であるが、都会のの民意は反映されにくいとも言えるのである。今、日本国内でお金を稼いでいるのは、圧倒的に都会の人たちであるのだが、その人達の意見が軽んじられているという状況だった。そしてそれはなかなか直されない問題だった。今回、違憲&選挙無効の判決が出たことで、それが是正される方向に向かう、一つのきっかけになるのではないと考えられるので、今日2013年3月25日は、あとで振り返った時に歴史に残る日になるかもしれないと思う。

ちなみに、どんな憲法に違反しているかというと、日本国憲法第14条「法の下の平等」に違反している。

日本国憲法第14条 条文 1. すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。