sasami's diary

日々考えついたことや、メモをしたいことを不定期に書きます。

頭がよくなりたい

頭がよくなりたいと非常に思う。

もともと頭は良くなくて、とくに憶えるのが苦手で、英語はいつも赤点ギリギリだったし、英単語の小テスト、10問で10点満点の試験でよく0点をとり、あるときは、同じ試験を3回再試験しても合格点を取れなくて、つまり、英単語を10個憶えるだけということができず、先生に呆れられて、部屋の掃除して帰れ。と言われたり。まあ、とにかく勉強はできなかった。算数だけはやや得意なこともあり、大学は一応国公立に入ったけど、大学でも落ちこぼれて、いや、ほとんど勉強していなかった。よく一緒にいた人からは、そんなに勉強しなくて大丈夫か?と思われていたみたいで、案の定大丈夫じゃなかった。ただ、人数が少ない理系の学部だったので、就職は大手企業に入れた。しかし、そこからも大変で、実力がないのにそんないい会社に入ってしまったら、仕事についていけずにかなり大変だった。一日自分の席に座っているのもつらかった。

そんな自分なので、頭がいいということに非常に憧れる。頭が良ければ同じ努力でも伸びが全然違うだろうし、英語も話せるようになるんじゃなかろうか。

ところで、神戸には灘中学・高校というのがあって、非常に賢い人が行く学校で、小学生のときはみな神童と呼ばれていたらしい。勉強ができるのはもちろん、なんか飛び抜けたものを持った人がいるとか。例えば、数学オリンピックに出るとか、中学生にして大学の勉強をしているとか。それで、ほとんどが東大や京大に行くとのこと。そんなに頭がいい人は将来どんなに活躍しているのだろうか、と思ったら、4分の1は医者になるとのこと。うーん、医者ってそんなにすごいかな。いや、確かに世のため人のための仕事だと思うけど、医者だったら普通の高校を出ていてもなれるよね。せっかくの頭脳を生かしきれていないのではないか。とか思ってしまう。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/545

いや、実際はそんなに差がないのかもしれないな。そもそも人間一人でできることって非常に限られていて、つまり超スゴイ人でも、フツーの人でも、一人が生み出せる価値って、そんなに大きくない。すごい人は、フツーの人の何倍も価値を生み出せるかもしれないけど、所詮一人で行うことってそんなに大きくないのでどんぐりの背比べみたいな。一方で、人に影響を与えることの出来る人は、その人がいることで、周りの人をどんどんやる気にさせたり引っ張って行ったりして、また、その人が考えたことを、多くの人の力を借りて実現すれば、それは非常に大きな成果であったりして、だから、人に影響を与えたり、大きな目標や方向性、コンセプトを生み出せる人っていうのは、それだけ価値を生み出しているといえるのかもしれない。それが、中学高校での勉強の出来不出来ではなく、何か他の才能なんだろう。ただ、基礎能力として、東大に入れるくらいの能力や記憶力がないと、そもそも大きなコンセプトを正しい方向に導いたり、人に多くのことを指示したりできないんじゃないかとは思う。ただ、秀才は、もっと人に影響を与えて、世界がよりよい方向に向かうように、努力する権利を与えられているとは思ったりする。

しかし、本人が何をしたくて、なにが幸せかは、本人だけしか知らないわけだし、それについて他人がとやかく言う問題でもないので、今のままが、自然なのかもしれない。

 

今、調べたら、やっぱり灘高出身者はすごいかも。

http://blog.livedoor.jp/haradebrin/archives/836620.html