sasami's diary

日々考えついたことや、メモをしたいことを不定期に書きます。

ちきりん女史に感じる違和感。

ちきりんさんという、月に100万PVを集めるブログをやっていて、本なども出版されている方がいらっしゃるんですが、その人のブログやtwitterの内容、いろいろと参考になるところがあって、楽しく読んでいるんですが、どうしてもそれ違うな。って思うところがある。彼女は、現在は、会社を辞めて、かなり自由な生活を楽しんでいるようで、努力したくない。自分のしたい事だけをこの人生でしたい。ということを実践されているとのこと。ブログの中では、現在の日本で読み書きが出来る人が、仕事がなくなるということはありえないので、いざとなったら収入はなんとでもなる。とも言っています。

また、こちらのブログ(http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20080326)では、

「ちきりんの場合は最初から「頑張らなくてもできそうなこと」を目標にします。そのためちきりんはよく「努力という概念を知らないヤツだ」とか、反対に「余裕があるよね、ちきりんはいつも」と言われるのですが・・・確かにそうでしょう。できることしかやらないのですから。」

とおっしゃっており、ほんとに、力を入れていないで生きてらっしゃるんですね。ということで、うつ病になる日本人が多い中で、みんなもこのような考えで生活してもいいのではないか。とも思いました。

しかし、彼女の経歴を見てみると、一流大学を出て、バブル期に金融機関に就職し、アメリカに留学してMBAをとり、外資系企業に勤務されていたとのこと。これって、相当エリートですよね。そもそもアメリカでMBAとるなんて、一流大学出ていたって誰でもできることではないし。しかも彼女は、頑張らなくてもそういうことができたとのことで、もともとの能力が非常に高い方だと推測されます。

そんな彼女に、もっと気楽に考えて働いて生活しましょう。などと言われても、そりゃあなただったら、頑張らなくてもどんな仕事でもそつなくこなせるかもしれませんが、フツーの人は、必死でギリギリまで頑張って、やっとあなたの半分くらいですから。と言いたくなってしまう。100mを10秒で走る能力のある人は、力を抜いて走っても、13秒とか14秒で走れるが、精一杯走っても、100m15秒かかる人もいるわけで、いやむしろ15秒の人の方が一般的なわけで、そんな一般的な人がちきりんさんの言っていることを素直に受け取ってしまったら大変なことになる、あっという間にクビになり生活成り立たないんじゃないか。と思われます。

しかも、ちきりんさんは、伊賀泰代さんだというかなり信ぴょう性のある噂があり、伊賀泰代さんの経歴を見ると、一橋大→日興証券→UCBarkleyでMBA→マッキンゼーで人材育成マネージャー、採用マネージャーとのことで、相当なキレ者。しかも、努力してないということで、なんかもう、元々の能力が違い過ぎます。

こんなこと考えて、ちきりんさん著作「ゆるく考えよう」のアマゾンのレビューを見てみたら、結構同じ事考えてる人いるんですね。